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「孤虫症」 真梨幸子さん読んだけど。

孤虫症 (講談社文庫) 2016.3.11読了。
真梨 幸子 (著) レビューはこちら



孤虫症 (講談社文庫)
孤虫症 (講談社文庫)
講談社


肛門から寄生虫がたれさがる物語。(うそですが)

(でも、実際そういう描写は何度か出てきます)

前半は寄生虫ホラー、中盤は失踪した主人公をめぐるミステリー、後半は語り部錯覚の叙述トリック。一粒で三度おいしとはいかず、詰め込みすぎて破綻した感じ。

「フジコ」同様、人をたいした理由もなく簡単に殺しすぎ。

相変わらず、いやーーーな気分の読後感。

第32回メフィスト賞を受賞しただけあってつまらなくはないけど、「べつに」な感じ。